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不幸を後で知ったときは

すぐに弔意を表す

たまたま海外旅行中であったり、連絡網の不行き届きなどによって、通夜や葬儀が終わってしまってから、相手の不幸を知ることがあります。
生前お世話になった方の場合は、できるだけ早く弔意を表しましょう。
とりあえずは電話で、訃報をいま知ったこと、葬儀に出席できなかったおわびと、お悔やみの気持ちを伝えます。
その後に手紙でお悔やみを述べるか弔問に伺います。
喪家に弔問に伺いたい場合は、先方の承諾を得てからにします。
遺族は、心身の疲れが癒されない時期であることを考慮しましょう。

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弔問に訪れたときは

心をこめてお悔やみを述べ、後飾り壇の遺骨と遺影に線香をあげて合掌します。
納骨がすんでいれば、仏式の場合は仏壇に、神式なら仮御霊舎にお参りします。
早めに辞去しますが、遺族に請われたときは、故人の思い出話をすることも慰めになるでしょう。
香典を持参しますが、香典返しもすんだ時期なら、お返しの心配はいらない旨を伝えます。
供物のほうがいいかもしれません
弔問をしない場合は、お悔やみの手紙を出します。
葬儀に出席できなかったおわび、お悔やみの言葉、故人との思い出などをつづって弔意を伝えます。

お悔やみ状は前文を書かない

手紙の前文とは、「拝啓」「謹啓」「前略」などの頭語、時候のあいさつ、相手の安否を気づかうあいさつ、ご無沙汰のおわびなどのことです。
お悔やみの手紙はこうした前文抜きで、いきなり主文から入ります。
訃報を聞いた驚きや、お悔やみの気持ちを率直に伝え、遺族への慰めの言葉も忘れずに。
弔問できなかった理由も簡潔に書きますが、祝い事や日程の都合で行けなかった場合は「よんどころない事情で」といった書き方にします。

友人が「お別れ会」を行うときは

遺族の了解を得たうえで

家族葬という形で内輪の葬送が行われた場合、知人・友人は故人を見送る機会がありません。
そこで、友人たちが発起人になり、「お別れ会」「偲ぶ会」「思い出を語る会」などの追悼会を開くことがあります。
宗教によらない自由な形で、有志によってとり行われるケースが多く、一般的には、家族葬後2~6週間ほど日をおいたころに行われます。
あるいは「お別れ」より「追悼」の想いを強めて、四十九日や一周忌にあわせて営まれることもあります。
お別れ会の幹事は、遺族と十分連絡をとり合い、遺族の意向を汲んだ会にするよう心を配ります。
遺族が家族葬を選んだということは、形式にとらわれないお見送りをしたかったからでしょう。
お別れ会もそうした想いを汲んで、故人ゆかりの人たちが、ゆっくり思い出を語り合え、遺族にとっても、参加者にとっても、心が慰められる会にしたいものです。

会費制なら香典は不要

幹事は、遺族の了解を得られたら、ゆかりの人に案内状を出して、出欠を確認します。
返事を待つ時間的余裕がない場合は、メール、電話、FAXなどもじょうずに活用しましょう。
会費制で行われることが多く、遺族を招待することもありますが、遺族側の人数が多い場合は、出席者全員から、一律に会費をいただく方式にしてもかまいません。
場所は、会食の関係でホテルやレストランですることが多いのですが、故人にゆかりの場所が選べれば、なおよいでしょう。
会費制の「お別れ会」の場合は、出席者は香典を用意する必要はありません。
会費は、会場にもよりますが、1万~1万5000円くらいです。
また遺族側も、後から出席者に返礼品などを送ることはしないでかまいません。
遺族の子どもが小さい場合などは、案内状にその旨を明記して、少し多めに会費を集め、養育費として遺族に手渡すこともあります。
また、遺族の気持ちで、会場で列席者にお礼の品を手渡すこともあります。

偲ぶ会の案内状例

早いもので、高校野球部の恩師○○先生が逝去されて一力月が過ぎました。
来る四十九日の忌明には、ご家族で納骨のご供養をなさるとのこと。
われわれもこの日に合わせて、在りし日の先生を偲ぶ会をもちたいと思います。
当日は、別記の場所に奥様とご子息をご招待し、会費制で追悼の会を開きたいと思います。
先生あってのわれらが野球部、われらが青春、心ゆくまで先生の思い出を語り合い、追悼したいと思います。

思い出のコーナーを

遺族と相談のうえ、会場の隅に、故人の写真や趣味の作品などを展示する小さなコーナーをつくるのも、在りし日を偲び、語り合うよすがとなります。
生前コーフスを楽しんでいた故人を偲んで、仲間が故人の好きだった歌を献歌(献唱)したりする光景もみられます。
「思い出をひと言ずつ」というケースが多いので、出席者は、故人と自分との、もっとも印象に残るエピソードを、簡潔に話せるように、心づもりしておくとよいでしょう。
また一周忌や三回忌に行う「偲ぶ会」などでは、故人の遺作集や自分史などがまとめられて、列席者に配られるケースもあります。

法事のマナー

招待されたら出席する

法事(法要)というのは、仏教の言葉ですが、神道やキリスト教にも、故人を追悼する法事にあたる霊祭や記念会があります。
法事は身内で営まれることが多いのですが、死後1年目などには、仏教も神道もキリスト教も、知人や友人を招いて追悼することが多く、招待を受けた場合は、原則として出席しましょう。
招待状の返事は早めに出しますが、出欠だけでなく、ひと言、遺族へのお見舞いの言葉を書き添えたいもの。
とくに欠席の場合は、出席できないおわびとともに、遺族の近況や健康状態をたずね、故人の思い出などを書き添える配慮をしましょう。
故人との関わりが深いのに、やむを得ず欠席する場合は、先方の都合を聞いたうえで、法事の近辺に、仏壇やお墓にお参りして、追悼の気持ちを伝える方法もあります。
また法事の前後に、供物として菓子、果物、生花、香などを先方に送ったり、「お花料」の名目で、現金を送る方法もあります。

出席の場合は現金を包む

法事に出席する場合は、当日に現金を包むのが一般的です。
供物を持参する場合は、故人ゆかりの品か、生花にします。
金額は、法事の後会食することを考えて、1万~2万円程度が適当です。
ただし、故人や遺族とのつきあいの深さや、法事の規模により、各自考慮しましょう。
白封筒でかまいません。
表書きは、仏教では「御香典」「御仏前」、神道では「御玉串料」、キリスト教では「お花料」などとします。
格式張るときは、仏教・神道では不祝儀袋を用い、水引は一周忌までは黒と白(京都では黄と白)、三回忌以降は青と白、銀と白、銀一色などを用います。
キリスト教では水引はつけません。
表書きは、仏教では「御仏前」「御供物」「御香寞」「御香典」など。
神道では「御榊料」「御供」「御玉串料」「御神饌料」など。
キリスト教では「お花料」とします。
仏式の浄土真宗以外では、法事の際、卒塔婆を立てますが、自分の名前で卒塔婆を頼みたい場合は、別途に卒塔婆料が必要です。
寺側の準備(卒塔婆に名前を書き込む)が必要なので、法事前にその旨を施主に伝えておきます。

法事招待状の返信に書き添える言葉

●ご法要にお招きいただき、ありがとうございます。
○○様を偲ぶひとときを、共に過ごさせていただきたく存じます。
奥様には、お寂しい日々とは存じますが、どうぞご自愛くださいませ。

●当日は海外出張のため、やむなく欠席させていただきます。
1年たったいまでも、○○様のご薫陶の言葉が、胸に甦る日々です。
奥様には、お体をおいといのうえ、どうぞ無事にご法要をすまされますよう、ご祈念いたしております。

服装は地味な平服で

法事の服装は、土地やその家のしきたりによって変わりますが、遺族も喪服を着用するのは三回忌までです。
一般に、回忌を重ねるにつれて、服装も軽くなっていきます。
したがって、参列者は地味な平服にします。
男性はダークスーツに白のワイシャツ、地味なネクタイと靴下など。
女性は、地味なスーツかワンピースで、アクセサリーやお化粧も控えめにするのが好ましいでしょう。
和装なら地味な色無地か小紋で。

平服のマナー

「平服でおいでください」と、案内状に書かれている場合は、黒の礼服は着用しません。
平服は普段着のことですが、やはり法事にふさわしい節度のある服装を心がけます。
デザインが派手な服、Tシャツやジーパンなど、ラフでスポーティーな服は避けましょう。

卒塔婆とは

死者を供養するためにお墓に立てる細長い板で、上部左右に五輪塔の形を表す5つの刻みを入れ、梵字、経文、戒名、没年月日などが書かれます。
浄土真宗では、卒塔婆は立てません。
卒塔婆料の目安は、1本1500円くらいです。

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